魔法使いの夜

『魔法使いの夜』は1980年代後半、都会に降りてきた少年と二人の魔女、何もかもが違う3人の共同生活を描いたビジュアルノベルゲームです。ノベルゲームとはいえ選択肢や分岐を廃止、「物語」としての最大の魅力を引き出すことに成功しています。シンプルではありますが、普遍性の高い正統派ビジュアルノベルです！

シナリオ
単純なテキスト量は前作「Fate/stay night」の1/3前後にとどめられており、前作をも凌ぐ密度と完成度で作成されています。

キャラクターへのボイス効果はありませんが、文章そのものがもつプリミティブな魅力や面白さを味わえるはずです。

グラフィック
画面のサイズを800x600から1024x576に変更し、作画クオリティーも格段に向上しています。この物語がもつ日常感を緻密に表現しており、日常とはかけ離れた「魔術世界」を華麗なエフェクトで描くという、大胆かつ力強い構図となっています。

画面演出に関しても、立ち絵や背景を自由に使用することで達成した、より映像的な感情の表現や描写を実現。Fate時代から培ってきた画面演出が、本作にはぎゅっと詰まっています。

サウンド関連
作品のもつ重さや雰囲気をサウンド面からも完全サポートしています。「TYPE-MOON」サウンドスタッフや、深澤秀行氏も全面協力してくれており、物語を時に軽く、時に重く演出してくれます。

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